歯科において、最も重要な事項の1つに消毒・滅菌が挙げられます。

日本の一般的な歯科医院においては、高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)が滅菌に用いられる器具の1つです。

前回はこの高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)について、詳しく述べました

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興味がある方はこちらをご覧下さい。

 

この器械は、今知られている歯科用オートクレーブ中ではすべての病原菌を滅菌することが可能です。

 

しかし、このオートクレーブを使用すると高温でかつ高い圧がかかるので、すべての器具をこの器具で滅菌することはできません。

 

歯科で使用する器械は、熱に弱いもの圧をかけれないものがあるからです。

 

そのため、そのような器械を消毒するためには、ガス滅菌器が有効です。

 江別・大麻の歯医者 YOU歯科 ホロホープ

 

YOU歯科にて使用しているガス滅菌器(ロッキー・マウンテン モリタ社 ホロホープ ASH-30HP)

 

ガス滅菌器は、常温で用いるため熱に弱いものでも消毒することが可能なのです。

 

また、歯科用の器具のほとんどは滅菌することが可能な器具が多いですが熱と圧をかけると器具に負担がかかるのが欠点でもあります。

 

タービンと言う歯を削る道具もオートクレーブをかけたあとは、油をささないと傷んでしまうので、それについてコストがかかります(最近タービンの使いまわしが話題になりましたがそれにはコストの問題があります)。

 

江別・大麻の歯医者 YOU歯科 タービンについて

 

ガス滅菌器は器具にも負担が少なく良いのですが、滅菌レベルはオートクレーブにはかないません。

このあたりは難しいですね。

理由は、肺炎で入院した場合も清潔な状態であるのは当然ですが、白血病などの血液疾患の様な無菌室まで必要かどうかという話にも通じる部分が多いと思います(コストが同じならば、無菌室の方が良いと思うでしょうが、必要もないのに大きなコストをかける事はないですよね)。

 

簡単に言うと歯科でも上記の事が考えられます。

 

矯正器具などについては(感染している可能性が少ないと考え)こちらのガス滅菌器を使用することが多いです。

 

感染以外の理由は、矯正器具のプライヤー(針金を曲げる道具など)は、高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)の使用も可能なのですが、寿命が非常に短くなってしまうこともあります

 

ガス滅菌器について、そのような利点が多い(常温で消毒ができる)器械なのですが欠点があるため多くの歯科医院では導入されていないケースがほとんどです。

 

それはやはりコストがかかることによるものです。

江別・大麻の歯医者 YOU歯科 コストの問題

 

 

まず、当然ですがガス滅菌器を購入するためには、新たに費用がかかります。

 

ガス滅菌器を使用した場合は、日々のランニングコストが発生します(国産のオートクレーブは、電気代以外の維持費用はかかりません)。

 

以前にも、こちらのブログでお話ししていますが日本の保険診療ではこのような高額な滅菌・消毒の機器を使用しても保険点数は変わりありません(収入が変わらないと言うことです)。

 

そのため、経営的にこのような高額な器械を入れる事は良い事ではないですよね。

 

ただし、長い目で見ると矯正の器具などが長持ちするのでYOU歯科においてはガス滅菌器を導入することにしました。

 

コストの問題というのは本当に大きいことですよね。

 

ただし、矯正治療の多くは自費診療なのでそちらのほうで費用を賄えることで購入することができました。

 

保険診療においても、この器具があることで恩恵がありますからいいことですよね。

 

医療費も削減されず、高額な器械導入などに費用を回すことができれば患者さんにとっても非常に有益なのですが、現代のお金がない日本においては難しいことなのでしょう。

 

YOU歯科 院長 歯学博士 石井 教生

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