小児歯科をやっていると1才~2才位のお子さんの歯ブラシはどうしから良いか?という質問をたまに受けます。

江別・大麻の歯医者 YOU歯科 1~2才の子供に上手く歯ブラシさせる方法

保健所で行われる検診時や医科の小児科が受ける子育て相談の中で一番多い相談が「おむつをとる時期はいつなのか?」ということと「子供を泣かせないで歯ブラシをするには?」という2つの相談が多いそうです。

1才位のお子さんにいきなり歯ブラシを入れようとしてもまず素直に入れさせてくれないでしょう。

あたりまえのことですが、小さい子供は自分で歯ブラシを行うことは不可能です。

実際には、誰か(多くの場合はお母さん)が歯ブラシもしくはそれに準じた方法でお口をきれいにしてあげるというのが現実的な対応です。

お口を触られるのは動物として本来ありえないことなのでしょう。

獣医さんから聞いたことがありますが、の世界では子犬が悪いことをすると母犬は口を抑えつけて人間でいう叱る動作をするそうです(ペットの歯みがきのことについて話す時に教えて貰いました)。

それはお口は食事をするという命にかかわる部分である為に、触覚や感覚、味覚を含めて全てに鋭敏な器官だからです。

実際に6ヶ月~1才位の時に何でもお口に運ぶ動作がヒトで認められますが、これはお口の学習機能を高める為に行われる正常な行為のようです。

学習機能がはたらき、食べ物とそうでないものを学んで行く期間でもあります(その為、親が目を離した時に誤って飲み込んでしまう事故が起きてしまいますね)。

江別・大麻の歯医者 YOU歯科 赤ちゃん写真

そして、成人になると髪の毛のような細いものでも食べ物の中に入っていたら、わかるようになります。

お子さんでも同じです。

お口は感覚が非常に鋭敏な部分なのです。

その為、歯ブラシの意味も解らない子供にそのような異物を入れても泣き叫ばれます。

1才位からいきなり歯ブラシを行うことを推奨するサイトや本もありますが、いきなり歯ブラシを入れることは現実的には難しいでしょう。

歯ブラシが無理な場合は「ガーゼを使いましょう!」とお話しする保健婦の方や歯科医師の方もいますがそれも難しいと思います。

一番最初にお口に入れるものとして、最も抵抗が少ないものは何でしょうか?

それは、お母さんの手です(綺麗な状態であるのはもちろんのことです)。

いつも食事させているお母さんの手をまず口の中に入れましょう。

いきなり、入れるとまず抵抗されます。

犬でも口の周りを触られることを嫌う話を先ほどもしましたが、ファーストステップとしては子供のお口のまわりを触ることからはじめましょう。

次に指でをさわって、お口を触られることに慣れてもらいましょう。

抵抗せずに、上記のことが出来るようになったら唇を軽く引っ張るなどの日常行わないことに抵抗を示さなくなるよう徐々にレベルアップしていきます。

そして、最後にお口の中にお母さんの指を入れてみて歯を触ってみたります。

お母さんの手(指)が歯をさわることが出来ないうちに歯ブラシを入れようとしても難しいのは当然です。

少しづつ、慣れてもらってガーゼ歯ブラシができるようにするのが一番です。

最初は、嫌がりますし泣くこともあるでしょう。

しかし、最初のお口のケア一生に影響すると考えて習慣づけて下さい(日本小児歯科学会という学会誌には、子供の頃のむし歯が多い子供は、永久歯になっても虫歯が多いという報告が載っています)。

歯ブラシ柔らかめのものを使用する、また大人の歯磨き粉は使用しないようにするなどの注意点もあります。

このあたりのことについては別のサイトでお話をします。

YOU歯科 院長 歯学博士 石井 教生

 

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