江別・大麻の歯医者,YOU歯科,高齢者で飲みこむ(嚥下)力を強くする運動

 

最近日本では高齢化社会が叫ばれて、高齢者の方が食べ物を飲みこむ時に問題が出てきています。

 

これは、加齢とともに飲みこむ力が弱くなって問題になるものですが実は乳幼児と大人でもこの飲みこみ方が異なります。

 

この、歯がはえて噛み合わせがしっかりできても乳幼児の頃の飲みこみ方が残ってしまうと問題になることがあります。

 

乳幼児と大人の飲みこみ方についてはこちらのサイトで詳しく説明しています。

 

興味がある方はこちらをご覧下さい。

↓ ↓ ↓

大人の飲みこみ方と子どもの飲みこみ方の違いについて

 

歯並びには、唇の力や舌の力そして頬っぺたの筋肉などが関係します。

 

もしも、歯がきちんとはえているのに乳幼児のような飲みこみ方が残ってしまうと正常な歯並びではなくなってしまうことが歯科業界では知られています。

 

その為、歯科業界(特に歯科矯正領域においては)この飲みこみ方を正常な方法に導く仕事を歯科衛生士もしくは歯科医師が行います。

 

言語療法士もこの改善ができますが、一般的な歯科医院では言語療法士が居るところはないと思いますので。

話を高齢者に戻しましょう。

 

食べ物を飲みこんだり、唾液を飲みこんだんだりすることを医学・歯学では「嚥下(えんげ)」と呼びます。

 

その為、高齢者の方が飲みこみにくくなることを「嚥下障害」と言います。

 

我々歯科医はこの嚥下障害についてもアプローチをしており、この嚥下障害を改善することで様々な疾病予防(誤嚥性肺炎や窒息など)が可能であり、さらに栄養状態も改善することが可能なため患者さんのQOL(生活の質)にも大きな影響を与えます。

 

その為に、高齢者ではこの飲みこむ力をつけるための運動もあります。

 

今回は嚥下力をつける体操について詳しく解説をして行きます。

 

以下の図は

 

大岡 貴史ら:日常的に行う口腔機能訓練による高齢者の口腔機能向上への効果.口腔衛生会誌 J Dent Hlth 58: 88-94, 2008.より引用し筆者改変

 

しています。

 

1.首の体操(2回ずつ)

 

江別・大麻の歯医者 YOU歯科 嚥下体操1

 

①ゆっくりと後ろを振り返ります。

 

この運動を左右ともに行います。

 

②次に首をゆっくり左右に倒します。

 

2.お口の開閉(3回ずつ)

 

江別・大麻の歯医者 YOU歯科 嚥下体操2

 

①ゆっくりお口を大きく開け、次にしっかりお口を閉じて奥歯をしっかり嚙みしめます。

 

お口を開ける運動を行うことはあごの関節(顎関節)の動きを良くします。

 

②閉じる時には、お口の中で舌を上あごの口蓋(前歯の裏側にある尖った部分:スポットと呼ばれる部分)に押し付けます。

 

お口をしっかり閉じる運動は飲みこむ力を強化します。

 

3.くちびるの体操(3回ずつ)

 

江別・大麻の歯医者 YOU歯科 嚥下体操3

 

くちびるを尖らせ、次にくちびるにを横にひらいて上下の歯を出すようにしまます。

 

お口のまわりの筋肉(口輪筋)を鍛えることは食べ物がお口からこぼれおちるのを防ぎます。

 

4.舌の体操(3回ずつ)

 

江別・大麻の歯医者 YOU歯科 嚥下体操4

 

①お口を大きくあけます。

 

②舌を「アッカンベー」するように出来るだけ前に出します。

 

③そして、上くちびるをなめます。

 

④③のあと、お口の両端をなめます。

 

舌を大きく動かす力がつくと、お口にある食べ物をまとめる力がつきますし食べ物をのどに送り込む事が上手になります。

5.ほほをふくらませる(3回ずつ)

 

江別・大麻の歯医者 YOU歯科 嚥下体操5

 

ほほをふくらませ、舌の奥を上あごに押し付けます(先ほどのスポットよりも奥に)。

 

この時、お口とお鼻から息がもれないようにます。

 

次にお口をすぼめます。

 

この運動を行うとお口のまわりの筋肉やのどの筋肉がきたえられます。

 

6.発声を行う

 

江別・大麻の歯医者 YOU歯科 嚥下体操6

 

お腹の底から大きな声を出します。

 

①エイエイオー(2回ずつ)

 

エイエイオーを2回大きな声で発生します。

 

大きな声を出す力がつくと、食べ物を誤嚥しかけた時に、外に出す力が強くなります。

 

②パタカラ(3回ずつ)

 

パパパ、タタタ、カカカ、ラララ(これで1回)。

これを3回行います。

 

パタカラの発音をおこなうと、舌やくちびるの動きを良くします。

7.せきをする

 

江別・大麻の歯医者 YOU歯科 嚥下体操7

 

せきをするときに、両手を机などにおしつけてお腹力を入れて「ゴホン」とつよくせきばらいをします。

 

これを行うことによって、たんがからんだ時や食べ物を誤嚥しかけた時に外に出す力がつきます。

 

これらの運動を行うことによって、飲みこむ力をつけ誤嚥を防ぐ能力が高まります。

参考文献:

大岡 貴史ら:日常的に行う口腔機能訓練による高齢者の口腔機能向上への効果.口腔衛生会誌 J Dent Hlth 58: 88-94, 2008.

 

YOU歯科 院長 歯学博士 石井 教生 (投稿済)

 

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