江別・大麻の歯医者 YOU歯科 裏が柔らかい入れ歯について

 

この記事は

1.裏が柔らかい入れ歯(シリコーン入れ歯)とはどういうものか?

2.シリコーン入れ歯の良くない点

3.良い入れ歯というのは

について詳しく解説しています。

 

私自身は、20年近く補綴(入れ歯が中心の)系の勉強会に出席していますので、このような裏が柔らかい入れ歯(シリコーン入れ歯)を否定するタイプの歯科医です。

 

YOU歯科においても、患者さんが来て「裏が柔らかいシリコンの入れ歯を入れて欲しい」といきなり言われることがあります。

 

はっきり言って、この裏が柔らかいシリコンの入れ歯は装着感が良いことと見た目が良いこと以外は全くいいところはありません。

 

人間の噛む力は、想像しているよりも大きく、その人の体重位が1つの目安と言われています。

 

このシリコーンの入れ歯にこのような強い噛む力を受け止めることができません。

 

私は通常の薄い金属を使用したお口の中で動かない入れ歯をお勧めするのですが、どうしてもと言われて使用したことがあります。

 

1.裏が柔らかい入れ歯(シリコーン入れ歯)とはどういうものか?

 

江別・大麻の歯医者 YOU歯科 シリコーンデンチャー

 

通常入れ歯の顎堤と呼ばれる歯が無くなった部分にはレジンと言うプラスチックに似た成分で作られます。

 

写真の総入れ歯などに使用される赤い部分がそうですね。

 

しかし、この部分を柔らかいシリコーンなどの材料で製作される入れ歯をここではシリコーン入れ歯とします。

 

その他にも、ナイロン系(専門用語でバルブラストと呼ばれる入れ歯)もありますがここでは省略します(こちらの入れ歯に興味がある方は他のサイトを参考にして下さい)。

 

素人の方は、柔らかい方が良いのでは無いか?と考えるかも知れません。

 

しかし、このシリコーン入れ歯(このような入れ歯を専門用語でフレキシブルサポートと呼びます)の良くない点が沢山あります(チャプターで詳しく説明します)。

 

私自身は良くないと思う事が多いので、強烈におススメしていません。

 

くどいですが、良いのは見た目(金属のバネなどがないこと)とつけた時の装着感だけです。

あとは良くない点だけらけです。

 

2.シリコーン入れ歯の良くない点

 

このように、裏がシリコンで柔らかいと装着感は良いのですが、強く噛んだりしてもふかふかしてちゃんと噛む事はできないでしょう。

 

通常の入れ歯はレジンという硬いプラスチックのような素材でできています。

 

江別・大麻の歯医者 YOU歯科 総入れ歯写真

 

またこのように柔らかい入れ歯の場合は、歯が無くなったあごの骨の吸収を助長してしまうことです。

 

先ほどもお話ししましたが、入れ歯の場合は噛んだりしても動かない入れ歯が望ましいと言われています(専門用語でリジットサポートと呼びます)。

 

多くの研究で、噛む力もこちらの動かない入れ歯の方が強くなると言われています。

 

また、そのような動かない入れ歯の方が顎の骨の吸収が少ないと言われています。

 

現代医学では、いちど吸収したあごの骨を再生する事は難しいですからこれは絶対に防がなければなりません。

 

あごの骨が吸収してしまうと入れ歯の安定性も悪くなってしまいます。

 

そうなると悪循環になってしまいますので、歯が無い状態がますます悪い方向に向かってしまいます。

 

また、この入れ歯は通常のレジン製の入れ歯と異なり修理ができません(数年で作り直すことになりますと説明しています)。

 

入れ歯は人工物なので必ず劣化します(医療に絶対はないですがこれは絶対です)。

 

そのため私は、シリコーンの柔らかい入れ歯を全くおススメしないのですが、装着感のせいか希望する患者さんがいます。

 

できるだけ動かない金属を使用した入れ歯の方が良いのですが、最初にお話ししたようにどこからか聞いてきてシリコーンの柔らかい入れ歯がいいと希望された場合、説明してもなかなか金属の動かない入れ歯にしてくれないのが悩むところです。

 

希望と違うものを入れるとトラブルの元ですし・・・・・

 

3.良い入れ歯というのは

 

良い入れ歯と言うのは、今ある状態よりも歯やあごの骨が無くならない入れ歯です(簡単なように聞こえますがこれがかなり難しい)。

 

残念ですが、シリコーンの入れ歯はこの条件にあてはまりません。

 

確かに装着感や食べ物を噛んだ時の痛みは良いでしょう。

 

しかし、それ以外はダメです。

 

患者さんサイドも我々歯科医サイドも良く噛めて、可能な限り小さい入れ歯が良い入れ歯です。

 

しかし、我々歯科医サイドは可能な限り小さく製作しますが患者さんサイドからみると大きな入れ歯に感じられることが多いようです。

 

特に以前にこちらのサイトでも解説したことがあります。

 

噛むためには(人は噛む力が思いのほか強いため)、金属を使用した動かない入れ歯を絶対的におススメします。

 

YOU歯科 院長 歯学博士 石井 教生

 

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