江別・大麻の歯医者 YOU歯科 良く噛むこと肥満の関係について

 

よく噛むことで、肥満防止につながると言うお話を聞いたことがあるかもしれません。

 

今回は、良く噛むということを食事時間と言う長さに注目して解説を加えていきたいと思います。

 

多くの研究で食事の時間が短い人は概ねの研究では肥満傾向にあると言う結果がでています1~ 6)

 

反対に食事時間が長い人は肥満傾向ではない結果が出ています16)

 

稀に食事時間と肥満は関係ないとする研究もありますが(海外で行われたファーストフードを使用したものです)7)

 

アンケート調査なので、嘘をつかれる危険性も0ではありません。

 

また、早食いかどうかの定義も一致しない場合も考えられます。

 

ただし、食べる速度に関して自分の評価と他人の評価では、93%の人が1段階程度の差しかないという研究もあるります8)

 

その為、概ねこれらの食べる速さと肥満の関係については関係性が高いという事が想像できます。

 

ただし、食べる時間とカロリー摂取量にまで踏み込んだ研究は数個しかありません。

 

この辺りも検討事項としてありますが、色々な要素を入れてしまうと訳がわからなくなるので、今回は食事スピードと肥満の関係について詳しく解説をしていきます。

 

今回は食べるスピードと肥満の関係について大人を若年者および中高年者に分類して詳しく説明していきます。

1.大人特に若年者について

国立保健栄養研究所の佐々木先生によって行われた研究では、18歳の女子大学生を対象にアンケート調査を行いました5)

 

アンケートを行った人数は1,695名で、食事時間と体に悪い肥満(BMI)の関連について調べました。

 

この結果、早食いであるほど(自己申告制でかなり遅い~かなり速いまで)食事時間と体に悪い肥満が高くなることがわかりました。

 

この結果を下の表1に示します。

江別・大麻の歯医者 YOU歯科 食べる速さとBMI図

 

2.大人特に中高年者について

名古屋大学の大塚先生によって行われた研究では、ある自治体職員である男性 3,737人(平均年齢48歳と女性1005人(46.3歳)にアンケート調査を行いました1)

 

上の国立保健栄養研究所の佐々木先生と同様に、 自己申告制で食べる速さがかなり遅い~かなり速いまでと体に悪い肥満(BMI)の関連に調べました。

 

この結果も1の結果と同様に食べる時間が短い人は体に悪い肥満が高くなる調査結果であることがわかりました。
 

こちらのグラフも1と似た傾向のグラフです。

 

その他にも多くの研究では、食事時間が短い人(ここでは、良く噛まない人と考えても良いでしょう)は肥満の傾向にあることが示されています。

 

参考文献:

1)Otsuka R, Tamakoshi K, Yatsuya H, Murata C, Sekiya A, Wada K, Zhang HM, Matsushita K, Sugiura K, Takefuji S, OuYang P, Nagasawa N, Kondo T, Sasaki S, Toyoshima H. Eating fast leads to obesity: findings based on self-administered questionnaires among middle-aged Japanese men and women. J Epidemiol. 2006;16(3):117-24.

2)Otsuka R, Tamakoshi K, Yatsuya H, Wada K, Matsushita K, OuYang P, Hotta Y, Takefuji S, Mitsuhashi H, Sugiura K, Sasaki S, Kral JG, Toyoshima H. Eating fast leads to insulin resistance: findings in middle-aged Japanese men and women. Prev Med. 2008;46(2): 154-9.

3)Maruyama K, Sato S, Ohira T, Maeda K, Noda H, Kubota Y, Nishimura S, Kitamura A, Kiyama M, Okada T, Imano H, Nakamura M, Ishikawa Y, Kurokawa M, Sasaki S, Iso H. The joint impact on being overweight of self reported behaviours of eating quickly and eating until full: cross sectional survey. BMJ. 2008 Oct 21; 337: a2002. doi: 10. 1136/bmj. A2002.

4)丸山広達,大平哲也,野田博之,久保田芳美,黒川 通典,西村節子,佐藤眞一,北村明彦,木山昌彦,岡 田武夫,今野弘規,前田健次,石川善紀,磯 博康. 中高年者における食べる速さ・量が肥満の出現に与え る影響.第18回日本疫学会学術総会講演集,2008:182.

5)Sasaki S, Katagiri A, Tsuji T, Shimoda T, Amano K. Self-reported rate of eating correlates with body mass index in 18-y-old Japanese women. Int J Obes Relat Metab Disord. 2003;27(11):1405-10.

6)安藤雄一,花田信弘,柳澤 繁孝.「ゆっくりとよく噛んで食べること」は肥満予防につながるか?;ヘルスサイエンス・ヘルスケア Volume 8No.2,200854‐63

7)Ebbeling CB, Garcia-Lago E, Leidig MM, Seger-Shippee LG, Feldman HA, Ludwig DS. Altering portion sizes and eating rate to attenuate gorging during a fast food meal : effects on energy intake. Pediatrics1195.2007869-75.

8)平成2123年度厚生労働科学研究費補助金「口腔機能に応じた保健指導と肥満抑制やメタボリックシンドローム改善との関係についての研究」研究者代表:安藤雄一.咀嚼支援マニュアル FQA .2011.Web site

YOU歯科 院長 歯学博士 石井 教生

 

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