以前のブログで、インプラントとデジタル技術の進歩について書いたことがありますが今回は歯科矯正がらみでお話をさせて頂きたいと思います。

また、今回はその他にも舌側矯正治療についても詳しく説明します。

舌側矯正とデジタル技術について

現在、デジタル技術を応用した矯正治療の領域として「舌側矯正」があげられます。

しかし、全てデジタル技術が応用されている訳ではありません。

ワイヤーベンディング(矯正用の針金を曲げること)とブラケットポジショニング(金具の位置づけ)に関してはコンピューターが行いますが、お口の中の型取りなどはアナログ(従来の方法)で行われています。今後は更にデジタル化が進歩して行くことになるでしょう。

舌側矯正とHarmonyシステムについて

同門も大先輩である、東京都開業の赤坂まつの矯正歯科院長の松野 功先生と同じく同門の後輩である奥田 薫先生が講師だった舌側矯正のシステムの一つである「Harmony」システムの講義を聴きに行った時にこちらもデジタル技術の進歩によって、歯科矯正のシステムが大きく変わったと感じました。

江別・大麻の歯医者 YOU歯科 舌側矯正 ハーモニーシステム

この「Harmony」システムの他にも、舌側矯正に関して色々なシステムが出てきていますが(インコクニートなど)、この「Harmony」システムが最もスマートに見えてこちらのコースを受けました。

舌側矯正をシステムで行う場合は高額な講習会を受けなければそのシステムを使用することが出来ないと言うのがこの業界の欠点だと個人的には考えています(「Harmony」システムはそれでも安く講習会代金が5万円前後ですが、インコクニートは10万円以上します)。

そして、実際に「Harmony」システムの講習会を受けて非常にシステマチックであると言う印象を受けました。

ある程度の矯正治療のスキルがある人ならば、このシステムを使用することで、そんなに難しくなく舌側矯正治療が可能だろうということです。

講師の奥田先生に「予想外の動きをしたことがある?」と質問したら「それは無いです」と言う回答を得ましたし、実際の講演を聞いてほぼシュミレーションどおりの矯正治療が可能であろうと予測されます。

江別・大麻の歯医者 YOU歯科 舌側矯正 ハーモニー

それには、やはりデジタル技術の進歩が大きく寄与しています。

他の舌側矯正治療と同じくお口の中を型取りして、理想の状態に並べ(これをセットアップモデルと呼びます)裏側につく矯正装置(ブラケットと言います)の位置を決めて使用する針金(ワイヤーと呼びます)までデジタル技術を使用して作成されます。

この、「Harmony」システムが製作したブラケットとワイヤーを使用することで、セットアップモデルに近い状況へ歯の配列が可能になると言うシステムです。

Harmonyシステムの利点と欠点

この様な、デジタル技術を応用した素晴らしいシステムが我々一般矯正医にも広がりを見せるという科学技術の進歩に感謝しなければいけないと思いました。

ただし、この素晴らしい「Harmony」システムにも欠点があります。

それは、コストが高いという事と、ヨーロッパに送らなければならないので実際に治療を始めるまでに時間がかかると言う事です。

お口の中を型取りした、石膏模型をヨーロッパに送ってセットアップモデルを作るのに2週間程度かかるというものです。

2018年2月現在 私もこちらのシステムを何度か利用しましたが、セットアップモデルの作成は日本で出来るようになってきていますが、最終的なブラケット(金具)の調整はヨーロッパで行っており調整に1ヶ月程度かかっています。

もう少し早くなる事を望みますね。

その辺の問題が解決できれば素晴らしいシステムと考えられました。

YOU歯科 院長 歯学博士 日本矯正歯科学会認定医  石井 教生

 

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