江別・大麻の歯医者 YOU歯科 歯の根の治療を行う時に歯を大きく削る理由について

 

通常虫歯の治療を行う場合、我々歯科医は必要最低限の歯を削り、極力健康な歯を残す努力を行います。

 

これは最近特に言われている低侵襲治療(専門用語でMI:ミニマム インタベーション 最小限の介入とも言われています)を目指して治療を行っています。

 

しかし、歯の根の治療を行う場合は大きく歯を削らなければいけません。

 

これは非常に残念なことなのですが、場合によっては健康な部分の端を削って治療を行わなければいけない理由があるからです。

 

今回はその理由について詳しく説明をしていきます。

 

歯の根の治療を行う場合は現代医学をもってしても、外科的な手術と同じく感染した部分を全て取り除かなければなりません。

 

残念なのですが、抗生剤を上から詰めたり、何日かお薬を服用することによって病気の治癒を図ることができません(継続的に抗生剤を服用すればよくなりましが、副作用の方が大きいので現在は感染した部分を取り除くのが最も効果的な方法です)。

 

神経があった場所をきれいにしてから、空洞になった部分を緊密に詰める治療が一般的な歯の根の治療手順になります。

 

歯の神経と言うのは意外に大きく、その部分を機械的にきれいに清掃しなければいけませんので歯の神経がある部分を器具を到達させるために大きく削り取らないとならないのです。

 

それでは、実際に抜いた歯とその歯を特殊なX線撮影した(マイクロCTと言うもの)にて撮影した画像をご覧ください(図1)。

 

江別・大麻の歯医者 YOU歯科 小臼歯マイクロCT像

                    歯界展望 Vol.126 No.5 2015-11 P.879より筆者改変して引用

 

まず最初に虫歯の治療の場合に削る範囲を赤色で示します(図2)。

 

江別・大麻の歯医者 YOU歯科 小臼歯虫歯の削除

 

                            歯界展望 Vol.126 No.5 2015-11 P.879より筆者改変して引用

 

虫歯の範囲だけ削り取ってその部分を金属やプラスチックみたいな材料(コンポジットレジン)で修復してあげる治療になります。

 

次に、歯の神経を取る(根の治療)場合は歯の場合を見て貰います(図3)。

 

江別・大麻の歯医者 YOU歯科 根の治療時削除量

                            歯界展望 Vol.126 No.5 2015-11 P.879より筆者改変して引用

 

歯の神経を触るには上からアプローチするしかないので(器具の関係上)図3で示すように大きく歯を削る形になります。

 

このような形に削ってしまうと、修復する時は必要に応じて歯の周りを全部削って金属やそれに準じた材料で歯の表面を全て覆ってあげなければならない可能性もあります。

 

「何故必要以上の健康な歯を削る必要があるか?」と言う疑問をもたれるかも知れません。

 

その理由は、歯の神経をとると歯が脆くなり最悪は歯が破折する危険性があるからなのです(歯の神経と一緒に血管がはしっているので枯れ木のような状態になってしまうのです)。

 

歯の神経をとるために大きく削り、更に修復する時も大きく削るにはこのような理由があるのです。

 

しかもこれらの画像は2次元ですが、実際の歯は三次元なので視覚的よりももっと多くの歯を削らなければいけません。

 

その為、こちらのサイトで何度もお話ししているように極力歯の神経は温存した方が良いのです。

 

YOU歯科 院長 歯学博士 石井 教生

 

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