前回は小児において自宅で出来る歯科の予防対策についてお話しをしました。

興味がある方はこちらをご覧下さい。

江別・大麻の歯医者 YOU歯科 小児で保険が適応なプロフェッショナルケアーとは?

歯科領域では、大人でも小児でも予防という概念が最も重要です。

予防対策にはセルフケアー(お家でできる予防対策)とプロフェッショナルケアー(歯科医師もしくは歯科衛生士だけに可能な予防対策)があります。

今回お話させていただくのはプロフェッショナルケアーについてです。

しかし、歯科領域では、しっかりとした予防対策は、セルフケアーおよびプロフェッショナルケアーの両方が上手に出来ないといけません。

何故ならば、毎週1回もしくは2~3日に1回とか歯科医院にきてプロフェッショナルケアーを受けるというのは現実的ではないからです。

いくら、プロフェッショナルケアーが上手にいってもセルフケアーが出来ないとむし歯になってしまいます。

その為、まずはセルフケアーが十分行えるようになってはじめてプロフェッショナルケアーがいきてくると考えて下さい。

しかし、お子さんが「中々言うことを聞いてくれない!」「歯磨きをする時間が短すぎる!」などのセルフケアーが上手に出来ない場合はプロフェッショナルケアーを利用し予防対策をするというのが現実的対応かも知れません(あまり良くありませんが)。

さて、我々が行うプロフェッショナルケアーとは以下のものです。

1.高濃度のフッ素塗布

2.プロフェッショナル・ティース・メカニカル・クリーニング(PMTC)

3.予防的充填(フィッシャー・シーラント)

があげられます。

以下に解説をくわえていきます。

1.高濃度のフッ素塗布

最近の歯磨き粉には、フッ素が入っていますが歯科医院では歯磨き粉よりも高濃度のフッ素を症例ごとに使い分けて使用し、むし歯の進行を抑えます。

たとえば、全くむし歯が無いお口の中にはフッ化ナトリウム製剤であるフローデンと言うお薬を使います。

はじめの頃のむし歯であれば(実質欠損:歯がかけていない状態)であれば2% 燐酸酸性フッ化ナトリウム製剤であるフロアゲルというお薬を使用します。

実質欠損があっても象牙質という部分に深くむし歯が入り込んでいなければ(0.5mmもしくは象牙質の1/2)フッ素だけで進行抑制も可能という論文もあります(このあたりは歯科医師の判断によるでしょう)。

乳歯のむし歯では、むし歯が進行していてもフッ化ジアミン銀製剤のサホライドと言うお薬を使用して進行を抑えることもあります(欠点は歯が黒くなってしまうことです)。

これらのフッ素のどれを使用するかについては、どのようなむし歯の状態でかつお口の状態(むし歯になりやすいなど)で総合的に判断する形となります。

2.プロフェッショナル・ティース・メカニカル・クリーニング(PMTC)

これは日本語で言うと、専門家による歯の清掃ですね。

日々のお家での歯ブラシだけではとりきれない汚れを専用の機械でとってあげるものです。

江別・大麻の歯医者 YOU歯科 PMTC

YOU歯科で使用しているPMTCに用いる機械

日々の歯ブラシだけではとれない汚れ(プラークと言います)を我々専門家がとってあげなければいけない理由について説明します。

プラークはバイオフィルムという特殊な形態で粘着性をもちます(膜のような構造をとっています)。

その為、以前は歯ブラシだけでとりきれると考えられていましたが現在は歯科医院でのクリーニングを併用した方が良いという考えに変わってきています。

3.予防的充填(フィッシャー・シーラント)

これは、はえたての乳歯や永久歯はむし歯に対する耐性が低いのです(専門用語では石灰化が低い為)。

特にむし歯になりやすいのはそれら(乳歯や永久歯)の奥歯です。

溝が複雑な上に(食べ物がその場所にとどまりやすい)、先ほど述べたようにむし歯になりやすい状態であるからです。

それらを、プラスチック系(専門用語ではレジン系)もしくはセメント系( 専門用語ではグラスアイオノマーセメント系)の材料で埋めることをフィッシャーシーラントと呼びます。

江別・大麻の歯医者 YOU歯科 シーラント写真

実際にYOU歯科で使用しているフィッシャー・シーラントの写真(3M社カタログより筆者改変して引用)

これは、むし歯の危険度が高くないと別に必要な処置ではありませんから近くの歯科医院でこの処置が必要かどうかを判断してもらうと良いでしょう。

次回は小児の自費治療のプロフェッショナルケアーについて述べていきます。

 

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YOU歯科 院長 歯学博士 石井 教生