江別・大麻の歯医者 YOU歯科 味覚異常の原因と対処法について

 

こちらのサイトでは

1.味覚異常の根本的原因について

2.味覚異常に対する対処法について

3.全身疾患による味覚異常とその対処法

4.飲んでいる薬による味覚異常とその対処法

5.食事の影響による味覚異常とその対処法

6.お口や唾液腺の病気による味覚異常とその対処法

7.原因が解らない味覚異常とその対処法

について詳しく解説しています。

 

1.味覚異常の根本的原因について

 

味覚異常について説明する前に、味覚がどのようにして感じられるかについて簡単に説明します(その方がが原因の理解が早いと思いますので)。

 

味覚は舌にある味蕾(みらい)と呼ばれる部分でいろいろな味を感じます。

 

その感じた味が末梢神経を通して通じて中枢まで伝えられ、脳で味の判断がなされます。

 

このいずれかの条件で問題が生じ異常が発生します。

 

それぞれ、原因が違えば対処方法も変わってきますのでそれについて詳しく解説をしていきます。

 

近年高齢者による味覚異常は報告者によって違いがありますが、約3~6割程度の人に味覚異常があると言われています1)

 

日本においては、現在高齢者社会ですので今後味覚障害は増える傾向にあるのでしょう。

 

2.味覚異常に対する対処法について

 

3~6のところで詳しく説明していきますが、味覚異常を訴える原因は様々です。

 

実際に原因の診断を行い、それに対して適切に対処するのが一般的な治療になります。

 

歯科関連では、1のところでも詳しく解説をしましたが唾液の分泌能力低下や唾液の性状変化によっても、味覚異常が生じることがあります。

 

特に高齢者においては、唾液分泌も少なくなるために唾液の減少などによってお口の中の乾燥が生じてしまった場合は味覚異常が生じます。

 

こちらのチャプターでは、唾液の分泌促進について詳しく説明します。

 

一般に、唾液の準備が少なくなった場合は唾液腺の刺激マッサージを行うことで多くの場合は分泌が促進されます。

 

それによって味覚異常が改善される場合もありますので試してみる価値は十分あるでしょう。

 

お顔の一部分をマッサージするだけですから。

 

唾液腺のマッサージによる唾液で分泌促進についてはこちらに詳しく書いてありますので興味がある方はこちらをご覧下さい。

↓ ↓ ↓

唾液を出すためのマッサージについて


 

3.全身疾患による味覚異常とその対処法

 

全身疾患に関連した味覚異常があります。

 

これにはいろいろな疾患が関係しますのでそれについて説明していきます。

 

1)糖尿病によって生じる味覚異常

 

糖尿病による味覚異常の原因は、血液中の血糖値の上昇により神経にダメージを与えてしまうために生じるものです。

 

味覚に関する神経に対してダメージがあった場合は味覚障害が生じてしまいます。

 

この場合の治療としてはやはり血糖値の適切なコントロールになります。

 

コントロールができていないと、全身的な合併症も起こしますので早期に糖尿病の管理を行って下さい。

 

2)胃切除術手術を行った場合の味覚障害

 

悪性腫瘍などによりに胃切除を行った場合で、特に胃の全摘を行い化学療法を行った場合に顕著に生じます。

 
栄養状態が改善すれば(静脈栄養管理下:点滴みないなもの におかれれば)、味覚異常も良くなるようです 
2)

 

3)腎疾患による味覚異常について

 

腎疾患にかかると、味覚異常が生じやすいと言われていますがその機序は未だ明確ではなくて1)、腎疾患によって味覚異常が生じるということが報告されています。

 

機序が明らかではないので、治療は不明ですがやはり医科との連携が重要で、基礎疾患についての治療が重要になります。

 

4)肝臓疾患による味覚異常ついて

 

肝硬変では、舌に対するダメージが生じることから味覚異常になると言われています。

 
具体的には舌乳頭萎縮や平滑舌という通常の舌の状態と変ってしまう状態になって、これらによって味覚異常が生じる可能性が高くなってしまいます。
 

しかし、肝硬変になった場合は根本的な治療法はあまりなく(肝臓移植がありますが)、なかなか対処が難しい状態になってしまいます。

 

そのため、肝硬変にならないように生活習慣などを含めてしっかり全身管理を行うことが重要になります。

 

4.飲んでいる薬による味覚異常とその対処法

 

色々なお薬を長期服用することによって味覚異常が生じることがあります。

 
薬剤による味覚異常の機序は難しく、亜鉛キレート作用にって二次的な亜鉛欠乏を起こし、副作用として味覚受容体機能低下が生じるようです3)
 

味覚異常を起こすお薬の例としては血圧のお薬である降圧剤やアレルギーに対する抗ヒスタミン剤。

 

感染した場合などにもし抗菌剤や様々な炎症に対して抑制作用を持つ副腎皮質ホルモンなどを長期に服用した場合は味覚異常が生じる場合もあります。

 

このような場合は他の薬剤が使用できないかどうかと、医師と相談場合によってはお薬を変更するなどの手立てを講ずると良いでしょう。

 

5.食事の影響による味覚異常とその対処法

 

味覚障害が起こる原因の1つとして有名なものに亜鉛不足があります。

 

亜鉛不足は、偏食やファーストフード取りすぎなど偏った食生活などを行うことによって生じることがあります。

 

また最近はダイエットなどによって食事制限をかけてしまう女性のみならず男性も少なくありません。

 

これらのことによって味覚障害が生じることがあります。

 

亜鉛不足に関する治療薬が日本では承認されておりませんので、食事で補うのも一つの方法です。

 

亜鉛を多く含む食品は、牡蠣(カキ)・魚卵・小魚・海藻・緑茶・卵・玄米・胡麻(ごま)などです。

 

また、亜鉛を含むサプリなどの活用も1つの方法です。

 

6.お口や唾液腺の病気による味覚異常とその対処法

 

舌が炎症を起こす舌炎や多量の舌苔(舌の表面に付着している汚れ)も味覚異常を生じます。

 

口腔内乾燥症やがんの後の放射線治療も味覚異常を生じます。

 

このような場合は口腔外科を受診して対処して貰うのが良いでしょう。

 

7.原因が解らない味覚異常とその対処法

 

うつ病や精神的ストレスなどの精神的な原因でも、味覚異常が生じることがあります。

 

これらの場合は診断がなかなか難しいですが、原因を探り適切な治療を受けることが大切です。

 

参考文献:

 
1)那須裕子ら:慢性腎不全患者における塩分味覚障害と関連する食習慣と服薬状況.Journal of the japan dietetic assiciation.Vol. 53(10).27-34.2010.

2)安達 秀雄他:胃切除術後の患者に対する食事援助味覚異常と食欲低下に関する看護学的研究-.鳥取大学医療技術短期大学部研究報告(13).15-24.1989.

3)大浜修:薬剤と味覚障害.臨床栄養.100.572-579.2002.
 

YOU歯科 院長 歯学博士 石井 教生

 

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