近年昔に比べると非常に多くの方がアレルギーを示すようになってきていると言われています。
昔は今ほどアレルギーの方が多くなかったのではないでしょう?
アレルギーの中で割合的には非常に少ないですが、女性の方で化粧品に対するアレルギーを示す方もいると思います。
アレルギー物質に関しては、様々なものがアレルギーの誘因となりうるので何がアレルギー原因か特定するのがなかなか難しいです。
皮膚科などでパッチテストを行い、アレルギーの原因がわかり化粧品に含まれるメチルパラベンに対してアレルギーがあれば注意が必要です。
メチルパラベンは化粧品や食品にも含まれる最も多く使用される防腐剤です。
化粧品に関しては、「シミ」および「しわ」の原因としても知られているそうで化粧品の中には「パラベンフリー」や「パラベン無添加」をうたった化粧品もある位です。
このメチルパラベンは食品にも添加されるものでマーガリン、醤油、ソーセージ、ウインナー、油、アイス、生クリーム、炭酸飲料などにも添加されている食品もあるようです。
これらの食品に添加されるのはもちろん、食べ物を腐りにくくするためです。
添加物なので、本来は添加しない方が良いですがほとんどの人で問題が生じないのと使用実績が長いのでコストの問題から使用されるのが現状です。
歯科治療の際に用いる、局所麻酔の薬剤の中に防腐剤としてこのメチルパラベンが含まれるので注意が必要です。
エチルパラベンが入っている場合は少量でもアレルギーを起こすので注意が必要です。
通常しか治療受ける場合は記入する問診票がありますのでアレルギーがある場合は確実にその旨を記載して担当する歯科医師にお知らせください。
歯科用の局所麻酔ではキシロカインと言う麻酔薬が多く使用されます。
メチルパラベンが含まれていないキシロカインもありますから必要に応じてそちらを使うことになると思います。
通常は保存期間が短いのでメチルパラベンが含まれないものを用意している歯科医院は少ないですから。
YOU歯科 院長 歯学博士 石井 教生