江別・大麻の歯医者 YOU歯科 剥離性歯肉炎について

 

こちらのサイトでは

 

1.剥離性歯肉炎とはどのような病気か?

 

2.剥離性歯肉炎の症状

 

3.剥離性歯肉炎の治療

 

について詳しく説明しています。

 

1.剥離性歯肉炎とはどのような病気か?

 

この剥離性歯肉炎と言うのは一般的な歯肉炎や歯周病と異なりヒリヒリした感じを訴えて来院されることが多い病気です。

 

特に慢性剥離性歯肉炎は更年期が始まる40代から50代の女性に多く見られます。

 

一般的な歯肉炎や歯周病は歯ぐきが赤く腫れて骨の吸収などが大きく起こり、歯周病の症状がかなり進むか急性期でないと痛みは出ません。

 

また、原因が異なります。

 

一般的な歯肉炎・歯周病はお口の中にある細菌の塊であるプラークが原因でおこりますが、剥離性歯肉炎は全身的な影響が原因でプラークは増悪因子(悪くする因子)といわれています。

 

全身的な影響で剥離性歯肉炎が起こり、金属アレルギーと関連しているという研究もあります2)

 

詳しい原因を探るのは難しく、再発が多いので長期的管理が必須となります。

 

多くの患者さんが40~50代の女性である為、過去においてはホルモンバランスが原因とされていましたが、全身的な影響で歯ぐきに剥離性を伴った反応が出る病気と考えられるようになっていますがそうではない研究もあり原因は不明と言わざるを得ません。

 

Scullyは3)、慢性剥離性歯肉炎は類天疱瘡(るいてんぽうそう)と扁平苔癬(へんぺいたいせん)がお口の中にあらわれるとしています。

 

五十嵐は1)、歯ぐきを調べて(病理組織学的検索)みると天疱瘡と類似した所見があった述べています。

 

しかし、同じく五十嵐は1)全身疾患については見られなかったとしています(この辺りが原因不明と言われるゆえんでしょう)。

 

江別・大麻の歯医者 YOU歯科 剥離性歯肉炎画像

                                                                              参考文献1より筆者改変して引用

 

2.剥離性歯肉炎の症状

 

慢性剥離性歯肉炎は歯ぐきは赤くなりますが一般な歯周病と異なり腫れません。

 

歯ぐきには光沢が見られ、歯ブラシや食事の刺激(温熱刺激や化学的刺激)によって痛みが誘発されることが多いようです。

 

剥離性歯肉炎の場合、ヒリヒリとした灼熱感からかなり激痛までの幅広い症状が出るのが特徴です。

 

特に女性の閉経後に、多い重度の場合は非常に強い痛みを伴うことがあります。

 

この場合食事をするのにも痛みによって困難になってしまう場合もあります。

 

3.剥離性歯肉炎の治療

 

治療は、お口の中を綺麗に保つためにまず上手に歯ブラシを行って貰うのですが、重度の場合は歯ブラシによっても歯ぐきが剥がれて痛みを訴える場合があるのでその場合は、副腎皮質ホルモン軟膏や抗生剤軟膏を使用して歯ぐきの症状を落ち着けます。

 

その後、歯ブラシがしっかりできるようになったら一般的な歯周病の治療をおこないます(この時にも必要に応じて副腎皮質ホルモン軟膏や抗生剤軟膏を使用します)。

 

中々治りにくい場合は健康な歯ぐきを移植したりして治療を行ないます。

 

治療も専門的になりますので、歯周病の治療に精通した歯科医のもとで行うのが良いでしょう。

参考文献:

1)五十嵐(武内)寛子,伊 藤 弘,沼部幸博慢性剥離性歯肉炎を伴う中等度慢性歯周炎を有する患者の治療経過日歯周 誌54(2):183-192,2012.
2)Yih W Y, Maier T, Kratochvil F J,Zieper M BAnalysis of desquamative gingivitis using direct immunofluorescenceinconjunctionwithhistology.J Periodontol,69678-685, 1998.
3)Scully C, Porter SRThe clinical spectrum of desquamative gingivitis. Sem Cutan Med and Surg,16308-313, 1997.
 

YOU歯科 院長 歯学博士 石井 教生

 

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