こちらのブログで何度も親知らずのお話をさせていただいています。

江別・大麻の歯医者 YOU歯科 上あごの親知らずと下あごの親知らず実際に抜歯するとどう違うか?

具体的に上あごの抜歯は、簡単な事が多く下あごの親知らずの抜歯は大変な事が多いというお話も何度かさせていただいています。

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上の親知らずの抜歯について

下の親知らずの抜歯について

では、具体的にはどの様に違うかについて話をさせていただきます。

まず、骨の成り立ちが上下で違います。

上あごは骨が柔らかく下あごは骨が硬いです(理由がありますが、ここでお話をすると長くなるので、その理由について機会があればお話をさせてもらいます)。

その為、真っ直ぐはえている親知らずの抜歯でも、上であれば下よりも簡単に抜ける事が多いです。

また、埋まり方についてもお話をさせていただきます。

通常歯はお口の中に顔をだしている歯冠部と歯ぐきに埋まっている歯根部にわけられます。

上あごの親知らずの場合は、通常の歯と同じ様に歯冠部と歯根部にわけられることが多いですが、下あごの場合は水平に埋まっている場合が多くあり、この様な場合は、通常とは異なり全て歯ぐきに埋まっている場合があります(完全に埋まっている場合を我々は完全埋伏:かんぜんまいふく と呼びます。一部お口の中に歯冠部が出ている場合は半埋伏:はんまいふく と呼びます)。

まず、上あごの親知らずは解剖学的理由(体の構造的理由)から真横になる事はすくないです。これは上あごの場合、後ろにスペースが無い為にしたらの様に真横になりにくいためです。

下あごの親知らずのように真横になってしまうと、複雑に切断しなければいけません。

その切断もコツがいります(下あごの場合太い神経や血管が走っているので適当に切断してしまうと、麻痺がでたりします)。

上あごと下あごの抜歯で共通して難しい可能性がある点としては、歯根部の湾曲が挙げられます。

それ以外にも要因がありますが、今回はこの条件に限ってお話をさせていただきます。

まず最初に上あごの親しらずが湾曲した状態の抜歯後の写真をご覧いただきます。

江別・大麻の歯医者 YOU歯科 上あごの親知らず

こちらも抜歯するのに時間がかかりますが、下あごほどではありません。

次に、下あごの水平埋伏歯でかつ歯根が曲がっている写真をご覧いただきます(バラバラになっていますが)。

江別・大麻の歯医者 YOU歯科 下あごの親知らず

こちらは、抜歯するのに1時間以上かかりました。

私は、口腔外科を専門にした訳ではないので、口腔外科医ならばもっと早く抜歯出来るでしょう。

先ほど述べたように、歯根部の湾曲が抜歯を困難にすると言いましたが、上あごの親知らずはバラバラにしないでも抜歯が可能でしたが、下あごの歯根部が湾曲した親知らず(水平埋伏歯)の場合は先ほどの写真くらい切断しないと抜歯ができません。

また、下あごの場合見えない部分を切断するのでそこでも困難を伴います。

その為、切断するのにも時間がかかりますし考えないで切断すると骨の中にある神経を切ってしまいます。

この神経は下顎管と呼ばれ(出る場所によって神経の名前が変わるのでここでは便宜的にこの名前にします)、この神経を傷つけるとオトガイと言う部分に麻痺が生じたりします。

ですので、慎重に切断を行わなければなりません。

その様な理由で上あごと下あごの親知らずの抜歯に関しては上下で非常に差があるのです。

注:文中にも述べましたが、私自身矯正歯科が専門なので口腔外科に精通している訳ではありまません。

その為、下あごの水平埋伏歯の切り方については、口腔外科医の方であればもっときれいにかつ切断数が少なくても抜歯が可能かも知れません。

さらに抜歯時間についても、早く抜ける可能性があることをここにおことわりしておきます。

 

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YOU歯科 院長 歯学博士 石井 教生